谷中のお茶室で茶道体験をしました。
(Photo : Shosuke Noma)
間もなく学校開始!
夏休みの思い出に、3組の親子が茶道を体験🍵!
”三密”対策として時間をずらして1組づつ、そして1席45分という短時間で体験していただきました。
体験内容はこんな感じでした。
1. 雪駄(せった)を履いて躙口(にじりぐち)から小間(こま)の茶室に入り、軸(注:掛け軸のこと)を見る
2. 資料を見て、お茶室や今日の軸、花などについて知る(内容はお客様の年齢などにより少しずつ変えました)
3. 薄茶点前を見て、お菓子のいただき方や食べるタイミング、お客様同士の問答を知る
4. お抹茶をいただく。その方法となぜそうするかを知る
5. 釜の前に座って自分で抹茶を点ててみる。自服(じふく=自分で飲むこと)してみる
6. 躙口から出る
1組目は小学生と年長さんの兄妹とお母様。
昨年秋の”アイソメ市”の際に行った古民家での茶道体験にお父様と参加されたご兄妹ですが、最初はちょっと緊張気味。
でもだんだん慣れてくると、お二人ともとても快活な様子で色々お話をしてくれました。
さっきのお抹茶は薄かった、今度もちょっと薄いかな、とお茶の感想も。
お釜の前でくっつきあってお茶を点てている様子がとても微笑ましいご兄妹でした。
(上)お茶をいただく手が美しい。
(下)ちっちゃい手で飲み干しました。
2組目は小学校低学年の姉妹とお母様。
初めて開催した昨年の夏休みイベント”ヒーローとお抹茶を飲もう”や古民家でのテーブル席でのお茶体験に参加してくださった3人。
自分がいただくお抹茶が出されても、妹さんを待って飲む優しいお姉さんが印象に残りました。
小さな躙口(にじりぐち)から身をかがめて入ってね、と言ってみたけど、ちびっこたちはそんなことをしなくても入れてしまいましたね!
躙口(にじりぐち)→
3組目は中学生のお嬢様とお母様。
”親子共々茶道体験はなく、全くの初心者ですが大丈夫でしょうか?
京都のお寺で抹茶をいただいたことがあるくらいです。”
と心配そうでしたので、”誰でも最初は初めてなので心配ありません、リラックスして楽しんでください!”と事前にお伝えしました。
明るいお母様が、物静かなお嬢様を見守りながらお二人の時間を楽しまれている様子が伝わってきました。たくさん質問をしていただき、楽しくてついつい時間をオーバー、今後気をつけなければ….。
お二人は帰り道でお抹茶と茶筅を購入、その数日後にはお嬢様がカフェオレボウルでお抹茶をたて、お母様が練り切り(茶道でもいただく和菓子の1種です)を手作りされてお茶タイムを楽しまれたそう。とても嬉しい報告でした!